山原の自然学ぼう

2021年9月3日(金)放送分

担当は林京子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

世界自然遺産に登録されたやんばるの
貴重な自然の素晴らしさを
もっと深く知ろうと、
国頭村立辺士名小学校でこのほど、
出前授業が開かれ、
児童は映像や講演を通して、
自分たちの暮らす地域が多様で固有性の
高い生態系を有し、
絶滅危惧種の生息地として
重要な場所であることを知るとともに、
なぜ世界遺産に登録されるのかを学びました。

授業は、環境省やんばる野生生物保護センターの
石川伊智子自然保護官補佐が講師を務め、
やんばるの森の特性を説明しました。

講演会では、やんばると同じ緯度にある
リビア、インド、メキシコの多くは、
乾燥した砂漠や草原が多い中、
やんばるの自然の素晴らしさは貴重で、
亜熱帯広葉樹林、石灰岩、
マングローブ林をはじめ、
他では見られないやんばる地域特有の
動植物が生息するなど、
世界自然遺産としての価値があることなどが
説明されました。

石川さんは
「世界の宝と認められ遺産登録が決まると、
多くの人が村を訪れる。
やんばるのすごいところを皆さん自身が
語れるようになってください」
と講演会を結びました。

児童会からは
「これからも貴重な自然や
生き物を大事に守っていきたい」
との感想が寄せられました。

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