2021年7月27日(火)放送分
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
旧暦の5月15日あたる6月24日、
東村立有銘小学校の児童は、
米の豊作を祈願する「5月ウマチー」を再現し、
校内にある拝所と井戸に稲や餅などの供え物をして、
かつて「米どころ」として知られた有銘区の
歴史を体感しました。
有銘小では去年から総合学習の時間に稲作が
盛んだった区の歴史について学ぶ機会があり、
児童らの提案で米づくりに挑戦することになりました。
地域住民らの協力で今年1月、
校内の中庭に田んぼが完成し、
3月には堆肥まきや田植えを体験しました。
その過程で児童らはウマチーについて知り、
具志堅区長らの協力を得て再現しました。
供え物の稲は児童らが育てたもので、
「ウチャク」と呼ばれる餅は家庭科の授業で
地域住民と一緒に作りました。
根神などをまつった仮設拝所や「チンガー」と
呼ばれる井戸に供え手を合わせました。
6年生の女子児童は「ウマチーは初めて。
昔こんな行事をやってたとは知らなくて驚いた」
と目を輝かせました。
平良校長は「子どもたちが地域の伝統文化を
知り身近に感じてくれるとうれしい。
いろんなアイデアもあるので、
今後も地域の歴史を活用した
取り組みをしたい」と語りました。