2021年6月22日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
6月18日は「海外移住の日」。
1908年6月18日、県系人を含む
日本人移民が移民船「笠戸丸」に
乗って、ブラジルのサントス港に
到着したことにちなみ、1966年に総理府、
現在の内閣府が制定したものです。
移住経験者らでつくる
沖縄パンアメリカン連合会は1994年から
この日に交流会を開いてきましたが、
新型コロナウイルス感染拡大を受けて
今年は2年連続で中止となり、
大山盛(せい)稔(しん)会長は
「移民を受け入れてくれた国々に感謝する日だ。
今の沖縄をつくった移民の歴史を忘れないで」
と呼び掛けています。
沖縄カナダ協会長も務める大山会長は
「祖父の代から続く移民一族」で、
自身は沖縄で生まれましたが、
復帰後に「日本になってうまくいくか
心配だった」とカナダへ移住しました。
大学で農業を学んだことを生かし
大規模農場で働き、
沖縄に帰った後も沖縄サミットで、
カナダの首相を南風原町に招待することに
協力するなど橋渡し役となりました。
連合会に加盟する沖縄アルゼンチン
友好協会の与座宏章会長は「移住者、
子孫は各地で活躍し、沖縄の戦後復興も支えた。ウチナーンチュとしてのアイデンティティーは
比べものにならないくらい強い。
海外移住の日を機会に
目を向けてほしい」と訴えました。