方言ニュース
2021年6月10日(木)放送分
担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
糸満ハーレーの季節到来を告げる鉦打ちが
7日午前5時ごろ、
糸満市糸満の山巓毛で行われ、
雨がぱらつく中、漁師の航海安全や
新型コロナウイルス感染症の終息を願い、
「カーン」という力強い鉦の音が
夜明け前の市内に鳴り響きました。
糸満ハーレーは毎年、旧暦5月4の
ユッカヌヒーに開催されます。
今年は今月13日に予定されていましたが、
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
2年連続で中止が決定しました。
糸満ハーレー行事委員会の東恩納博委員長は、
「1日も早く新型コロナが終息し、
日常生活が戻るように」
という強い願いを込めて、
東西南北に向かって5回ずつ、
鉦を打ち鳴らしました。
また、今年は西村、中村、新島の3村のうち、
赤色の新島がハーレーギンを身にまといました。
東恩納委員長は「断腸の思いだが、
感染拡大を防止するためには、
今は我慢する時期だ。
ハーレーは中止になっても
鉦打ちや代々続く拝みごとはなくすことは
できない」と述べました。