宜野座村、独学で描かれたマンガ作品を展示

方言ニュース5月28日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

独学で漫画を描く宜野座高校1年の宮里侑果(ゆうが)さんの作品「It‘s tastedbad」が宜野座村の城原(しろはら)区事務所で展示されています。

宮里さんが去年初めてストーリー漫画に挑んだ76ページの大作で、中学生の主人公と「蚊の化身」のやり取りを通し「本当にしたいこと」を読者に問い掛ける独創的な内容です。

作品は去年の夏休みに仕上げ、小中高生の美術作品を表彰する宜野座村がらまん大賞で最高賞を獲得しました。

物語のタイトルは「おいしくない」という意味で、中学2年の少年・香鳥千光(かとりせんこう)の前に現れた蚊の化身が「人間の血が昔よりおいしくない」とこぼし、2人で協力してその理由を探るというストーリーで、やがて2人は中学生が抱えるストレスに行き当たります。

中学生のストレスに着目した理由は「周りの友達を見て、親に言われるまま部活に入り、勉強やスマホのやり取りにも追われて疲れた感じがした」ということで、自身は部活に入らず、夢に向かってペン画の練習に励んでおり、「もっと物を描写する力が必要だ」と前を見据えています。

作品は当面、ホールの窓に張り出してあり、外から読むことができます。

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