PCR検査専門「沖縄臨床検査センター」本格稼働

方言ニュース  
2020年12月9日 水曜日
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
PCR検査専門の「沖縄臨床検査センター」が先月から本格的に稼働しています。
那覇市西町クリニックの真栄田院長らが中心となって設置したもので、新型コロナウイルス感染症対策を巡り、県内のPCR検査体制の拡充に、
民間も一役買っています。
センターは3台のPCR検査機器を導入し、1日500件の検査が可能で、午前中に検体を出せば、その日の夕方には結果が判明します。
検査は主に3種類で、
県が保健所を通じて濃厚接触者などを対象に行う行政検査、医師が必要だと判断した保険診療の検査、個人負担の自費検査です。
保険診療は症状がある人が対象ですが、真栄田院長が診療した感染者の多くは無症状だったということで、「無症状でも感染力がある。幅広く検査して早期に感染者を見つけ、隔離することが市中流行を抑えるために重要だ」と話します。
通常2万円程度の自費検査費用も価格を抑え、個人で1万4千円、10人以上の団体であれば土日は1人当たり9900円、平日は1万1千円に設定しました。
今月中に3台の検査機器を追加し、合わせて6台で1日千件程度の検査が可能となる予定で、県の担当者は「流行が目立つ那覇市にあり、近隣の医療機関にも大きなメリットになる」と期待を寄せます。   

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