希望者急増 インフルエンザ予防接種

方言ニュース  
2020年12月2日(水)
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルスとの同時流行を警戒して
インフルエンザの予防接種を希望する人が
増えた影響で、
インフルエンザワクチンが不足している
医療機関があり、
琉球新報には「予約していた日の前日に病院から『ワクチンがなくなった』と言われた」や、
「『在庫切れ』の返事ばかり。
入荷時期も未定と言われ心が折れた」
といった、
読者の悲痛な声が寄せられています。
新型コロナとインフルエンザは症状が似ており、重症化を防ぐためにも日本感染症学会は
従来の65歳以上の高齢者に加えて
基礎疾患のある人、
妊婦や小児へのインフルエンザワクチン
接種を強く推奨しています。
県医師会の宮里達也副会長は
「市町村による助成もあり、
例年より希望者が増えて、
需給のバランスが合わなくなった
可能性がある。ただし一時的なもので、
高齢者や小児・妊婦などが優先されて
後回しになる人たちも含め、
接種できないという事態にはならない」
と分析します。
一方、厚生労働省によりますと、
今シーズンのインフルエンザワクチンは
去年よりおよそ12%多い
およそ6356万人分を見込んでおり、再入荷により接種できる医療機関は
増える見通しですが、
需要に供給が追い付くかは不透明です。(了)

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