ブラジル県系1世に国際親善名誉賞贈る

 方言ニュース  2020・12・8(火)
琉球新報の記事から紹介します。きょうの担当は宮城葉子さんです。
那覇市は先月23日、姉妹都市のブラジル・
サンビセンテ市職員だった
故イハ・セイテツさんに、
那覇市国際親善栄誉賞を授与しました。セイテツさんは両市の相互訪問で
サンビセンテ市長に随行し、
職員交流にも尽力したもので、
長男のイハ・ロドリゴ・マサフミさんが
那覇市役所で表彰状を受け取りました。
セイテツさんは現在のうるま市石川出身の
 県系1世で、
1991年に職員交流で那覇市を訪れて以来、
 交流事業に深く関わりました。
99年には姉妹都市提携20周年を記念し、
セイテツさんが中心となってサンビセンテ市の伊波興徳公園に「守礼門」を建設しました。
しかし、新型コロナウイルスに感染し、
今年9月に65歳で亡くなりました。
両市は78年10月23日に姉妹都市提携と
  なったことから、授与式は姉妹都市締結の
記念日に開催され、
城間幹子市長は「イハ・セイテツさんは
親しみやすい笑顔と流ちょうなうちなーぐちで
交流の懸け橋となった。
空から両市の発展を見守ってほしい」
とあいさつしました。
また、1月から話の日本語学校に通っている
   マサフミさんは
「父の夢は沖縄にいる私と力を合わせて、
   両市の交流をより強くすることだった。
 父は私たちの心の中にいる。
  これから絆がもっと強くなるように頑張る」
           と語りました。(了)

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