陶器の良さを知ってほしい オカリナ演奏

方言ニュース  2020年12月1日(火)
今日の担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
県内で唯一のオカリナ奏者の仲里尚英さんがこのほど、中城村新垣の朝日陶器で演奏会を開き、
自身が手掛けたおよそ20種類の音色や形が異なるオカリナを次々と吹き鳴らし、優しい音色を届けました。
仲里さんは高校卒業後に右耳が聞こえなくなる病に襲われ、やけっぱちの中、たまたま付けたテレビで
筋ジストロフィー患者の演奏を見て感銘を覚えました。
近くにあったオカリナを手にすると、人の心をひきつける音色に夢中になり、独学で練習に励み、
現在は小学校や福祉施設などを回り、精力的に演奏会を開いています。
当日は、ディズニーやジブリの名曲などを披露しながら、自作のオカリナを紹介しました。
半身不随の人も演奏できるようにと片手演奏が可能な物や、
小指がなくて演奏できない「カメさん」という女性に出会ったことがきっかけで開発した
カメ型のものなど、軽快なトークとともに多種多様な作品が続々と登場しました。
仲里さんは「今回は陶器の良さを知ってもらおうと企画した。今後も輪を広げ、たくさんの人に癒しと希望を届けたい」と思いを込め、
朝日陶器の山入端敏(さとし)社長は「なかなか聞くことができないので貴重な機会になった。とても癒された」と笑顔で語りました。 
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