「特殊詐欺」件数 過去5年で最少 声掛けが功を奏す

方言ニュース   
2020年11月23日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

電話やインターネットを介し、
架空料金の請求や還付金をほのめかすなどの手口で
金銭を要求する「特殊詐欺」について、
県警の去年の取扱件数は26件、
被害総額はおよそ2013万円となり、
過去5年で件数、
被害額ともに最少となりました。

金融機関やコンビニエンスストアの従業員が
異変に気付き、
被害を未然に防ぐ事例が多いということです。

被害を阻止した総額は過去5年で
2500万円を超え、
店頭での従業員らによる「声掛け」が
功を奏しています。

去年からの過去5年間で、県警が取り扱った
特殊詐欺の件数は合わせて213件で、
このうち未然に阻止した事例は76件でした。

阻止率はおよそ35・7%でした。

今年9月には豊見城市内のコンビニで
「ネット通販を利用したら15万円を
請求された」などと、女性客が店員に相談し、
「怪しい」と察した店員は警察に通報し、
被害を未然に食い止めました。

県警の松崎生活安全部長は
「県警と金融機関やコンビニ店などとの
連携強化が進んでいる。

年々、特殊詐欺の手口は多様化し、
被害者の年齢層も幅広くなっている。

県民一体となって犯罪抑止に力を入れていく
必要がある」と述べ、
継続した犯罪防止対策を呼び掛けました。
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