全島闘牛大会 19分の激闘

 方言ニュース   
2020年11月18日(水)
きょうの担当は上地和夫さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
沖縄闘牛界最大のイベント、
第113回秋の全島闘牛大会の2日目がこのほど、
うるま市の石川多目的ドームで開かれ、県内最強牛を決める沖縄全島一優勝旗争奪戦では、王冠と邁進龍が闘い、19分44秒の激闘の末、王冠が勝利しました。  
この日、一番の盛り上がりを見せた闘いは序盤から激しい角の突き合いを見せました。
攻撃をうまくかわしていた邁進龍は終盤、リングのコーナーに押し切られ、最終的には戦意喪失して敗退し、王冠が初防衛を果たしました。
この日は全10試合が行われ、このうち1試合は牛が出場辞退したため不戦となりました。
久しぶりの大会出場で、どの牛も序盤は相手の出方をうかがっていましたが、勝負を決める瞬間は迫力満点でした。
新型コロナウイルス感染症対策のため、観客数は1280人に制限され、会場ではマスク着用と手指消毒が呼び掛けられました。  
観客は大きな声援が出せない状況でしたが、各試合の勝負が決着しそうになると会場からは思わず「おー」「行けー」と声が漏れていました。 感染したうるま市の21歳の男性は「ようやく生で見ることができた。沖縄全島一の対戦は興奮した」と話しました。
会場で観戦できない人のためにオンライン配信もありました。

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