多良間でウミガメふ化

 方言ニュース   2020年8月19日(水)
今日の担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。 
多良間村の北側の浜でこのほど、およそ30匹のウミガメがふ化しました。
多良間中学校の1年の男子生徒が発見したもので、
砂浜から懸命に海に向かっていくカメたちは、波に助けられながら次々と
大海原に泳ぎ出していきました。
沖縄美ら島財団の総合研究センター動物研究室の笹井隆秀さんによりますと、
カメはアオウミガメで世界各地の熱帯や亜熱帯の沿岸部に生息しており、
国際自然保護連合のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

多良間村では今年、沿岸部で泳ぐアオウミガメが去年に比べて
多く目撃されており、笹井さんは
「八重山諸島や沖縄島周辺のアオウミガメの産卵や生息数は
増加傾向にある。多良間島近海のアオウミガメも増加している
可能性は高いと考えられる」と話しました。
笹井さんは「ウミガメが産卵にやってくる良い砂浜があるということを誇りに
思ってほしい。
アオウミガメはシュノーケリングでも観察できるような浅い海域でも餌を食べる。
 見掛けても触ったりせずに優しく見守って」
と呼び掛けました。(了)
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