本部町 桜並木保全のためクラウドファンディング活用

方言ニュース   
2020年10月5日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

本部町はこのほど、
八重岳の桜並木の風景を保全するため、
ふるさと納税を活用した
クラウドファンディングで植え替え費用などの
財源確保を目指すことを発表しました。

目標額は12月29日までに500万円です。

町役場で開いた記者会見で、平良町長は
「八重岳の桜は春一番に国内外から観光客が
訪れる最高級の観光拠点だ。
協力いただいた財源で
一生懸命八重岳の桜並木を維持し続けたい」
と支援を求めました。

八重岳には麓から頂上までおよそ4キロに
わたっておよそ7千本の桜が立ち並び、
桜の維持管理費は年間2千万円程度です。

去年までは協力金として毎年
およそ250万円が町民などから直接、
町に寄せられていましたが、
今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため
クラウドファンディングで
募ることになりました。

今回の手法は、自治体のプロジェクト推進や
問題解決のために、
ふるさと納税の寄付金の使い道をより明確にし、
共感した人から寄付を募る
「ガバメントクラウドファンディング」
という仕組みです。

本部町は「新たな自主財源を生み出すには
どうしたらいいか考えていた。
今後はクラウドファンディングでの
協力呼び掛けを全国に広げていきたい」
としています。
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