リュウキュウヤマガメ 公民館裏で発見

方言ニュース  
2020年8月11日(火)
きょうの担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
国指定天然記念物のリュウキュウヤマガメがこのほど、南風原町立中央公民館の裏で
発見されました。
中央公民館の清掃員の女性が公民館裏側で洗濯物を干していた時に見つけたもので、
ギザギザした甲羅のある珍しい小さなカメがいるのでほかの職員を呼びました。
その後県内の保護施設に連絡し、預けましたが、「公民館裏手の黄金森に、天然記念物が生息しているのかと
最初は職員一同驚いた」と振り返ります。甲羅の長さは5センチから7センチほどで、
生まれておよそ1年しか
たっていないということです。  
リュウキュウヤマガメは沖縄本島北部や久米島、渡嘉敷島などに生息しており、
生息地から人為的に運ばれ、
放したのではないかと推測され、珍しいと思って捕って飼うケースや、密猟するケースがあり、
県外や海外で見つかったこともあります。  
今回見つかったリュウキュウヤマガメは生息場所が不明のため、放つことができず、
環境省那覇自然環境事務所は
「生息地によって遺伝子の配列が異なるため、
そのカメがいた生息地以外に放てば生態系に影響を及ぼしてしまう。
人間による病原菌などが付着している恐れもある。
天然記念物などは絶対に捕らないでほしい」と話しています。
         
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