波照間でサトウキビ干ばつ被害

方言ニュース    
2020年8月3日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

竹富町の波照間島では6月9日を
最後にまとまった雨が降っておらず、
サトウキビの干ばつ被害が広がっています。

水分の蒸発を抑えるため葉が内側に巻かれる
「ロール現象」が発生しているほか、
株出しや夏植えが一部枯れ始めています。

ため池に十分な水もなく、思うように散水も
できない状況だということで、
波照間製糖の担当者は
「ここまで雨が降らないのは
およそ40年ぶり」と話し、
生育状況を懸念しています。

6月は9日に101・5ミリの
降水量があったものの、
それ以降は6・5ミリしか雨が降っておらず、
7月に入っても少雨傾向は続いています。

今期の生産量は1万1900トンの見込みでしたが、
干ばつの影響で1万トンを割る可能性が高く、
担当者は「春植えもあまり伸びていない。
今後の状況が続けば生育に影響する」
と話します。

また、与那国島でも干ばつ気味になっています。
与那国島では今期4500トンを
計画していますが、
少雨が続けば減収につながりかねません。

JAおきなわさとうきび振興部の
担当者によりますと、
現在は農家の希望を受けて、
タンク車で散水作業を行っています。
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