二足の草鞋、若者が奮闘

方言ニュース   2020年7月28日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
空手のスポーツ推薦で沖縄大学国際コミュニケーション学科4年の比嘉康太さんが、
KOOTOのアーティスト名でクレヨンで描いたイラストを発表しています。
異色の二足のわらじをはく比嘉さんが
大切にする価値観は「多様性を認め合うこと」や
「固定観念に縛られないこと」で、
空手の腕前を磨きつつ
大切な価値観を伝えるため、
絵を通して保育園児と
交流する活動も始めました。
高校時代に組み手の県大会で優勝経験もある比嘉さんは、
去年3月、練習中に膝帯を負傷し、入院を余儀なくされました。
入院中にインスタグラムに投稿したところ、高評価を得てアーティスト活動を始めました。
まさに「けがの功名」でした。新型コロナウイルスによる自粛期間中、人種差別の問題にも接し、
「何かできることはないか」
と考えていたところ、
「クラスの子どもが葉っぱを緑色に塗らない」
と悩む保育士の言葉を聞き、
保育園での絵の交流を思い立ちました。
今月13日、宜野湾市のおひさま保育園を訪ね、
5歳児のクラス全員と1枚の絵を描き、
カラフルな動物が集まる動物園に仕上がりました。
比嘉さんは「固定観念に縛られず、自分から行動して挑戦することが大切だと
伝えたい」と話しました。(了)

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