中城村立中城小学校でウミガメの生態などを学ぶ授業が行われる。

中城村立中城小学校でこのほど、4年生およそ65人を対象にウミガメの生態などを学ぶ授業が行われ、沖縄美ら島財団総合研究センターの前田好美さんが産卵やふ化、海での回遊などについて解説し、児童は質問したり、およそ1メートルあるアオウミガメの甲羅を背負って重さを体感したり、ウミガメの子どもを触って命の尊さを学んだりしました。

授業で前田さんは、8種類中6種類のウミガメが日本で見られ、沖縄ではアオウミガメとアカウミガメ、タイマイの3種類が卵を産むと説明し、プラスチックや釣り針などのごみをウミガメが誤って食べて死ぬこともあることから、「海に行ったら、出したごみは持ち帰って分別して処理してほしい」と話しました。

一方、ウミガメがピンポン球ほどの卵を産む様子の映像が流れると、児童は「おー」「きれい」と歓声を上げ、前田さんはウミガメが卵を産む時に近寄って懐中電灯などで照らさないよう注意も呼び掛けました。

女子児童は「卵がピンポン球と同じとは初めて知った。ごみは捨てずに海はきれいにしたほうがいい」と話しました。
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