与那国の方言 子供向けの小冊子に

方言ニュース   
2020年7月20日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

与那国町教育委員会の田原伊明教育長と
与那国方言辞典編纂室の上地艶子さんは
このほど、
与那国町立久部良小学校を訪れ、
児童らにしまくとぅば小冊子を贈呈しました。

小冊子は、県がしまくとぅば普及・継承事業の
一環として発行している会話集
「語ろう 使おう しまくとぅば」の
与那国方言版で、
町内の全園児、児童、生徒に配布されました。

子どもたちにも分かりやすく、イラストもあり、
受け取った児童らは早速、
真剣にページをめくりながら
方言を話していました。

また、この日、3年生の社会で
「まちたんけん」に行く児童らは
「いってきます」の意味である「いてぃてぃくたよー」を職員室の先生方に何度も言いながら、
元気よく学校を出発し、
「まちたんけん」の途中で出会った
地域の人に方言であいさつをしたり、
方言で話し掛けようと、
冊子のページをめくったりする姿が見られました。

まちたんけんを終え、学校に戻った後も
「いただきます、を方言で言おうよ。
たばらりる」と、
子ども同士で早速活用していました。
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