石垣市の仲田鮮魚店、地元の教育委員会に寄付金を贈呈。

石垣市の仲田鮮魚店はこのほど、児童生徒の部活動派遣費の支援に役立ててほしいと、石垣市と竹富町の教育委員会に寄付金を贈呈しました。

新型コロナウイルスの影響で本マグロを出荷できない厳しい環境にさらされましたが、市の対策事業などに「助けられた」と感謝し、収益の一部を還元したものです。

仲田代表はおよそ60本の本マグロを釣り上げました。

例年ならば大都市部への出荷で収益を上げていますが、新型コロナの影響による航空便の減便や需要低下による値崩れがあり、ことしは厳しい状況となりました。

しかし、石垣市が実施した鮮魚店での購入を補助する経済対策で、仲田代表が、島の人がここまでマグロを食べるのかと驚くほど、市民が多くのマグロを購入し、収益は一部回復しました。

一方で、新型コロナの影響で、児童生徒の島外派遣費の負担が重くなることを懸念し、自身が中学3年の時、サッカーの県大会で優勝したにもかかわらず、派遣費が工面できずにチームが九州大会に出場できなかった苦い記憶も重なり、支援の寄付を決めました。

寄付額は非公表ですが、「コロナに負けないように、派遣に行っても島根性で負けるな」とげきを飛ばしました。
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