粟国村でハブ定着か?

方言ニュース   
2020年6月29日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

2017年に島内で初めてハブが確認され、
県が定着の有無を調査している粟国村で、
今月25日までに、
20匹のハブが捕獲されました。

粟国村へのハブの定着について県は
「判断はできない」としていましたが、
去年9月に子ハブが発見されたことや、
断続的に捕獲されていることから
「定着している可能性が高い」
と初めて言及しました。

一方、「定着している」と断定するための、
一つの指標となる卵は
見つかっていないということです。 

県と村は17年以降、島内全域に
70台の捕獲器を設置していますが、
今年は新たに130台を設置する予定です。

捕獲数は17年に3匹、
おととしに2匹と減少していましたが、
去年は9匹と増え、
ことしは6匹が捕獲されています。

県衛生環境研究所の寺田考紀主任研究員は
「まだ見つかる可能性は高い。
去年の9匹を超えると考えていたほうがいい」
と警戒を強めます。

粟国村によりますと、
捕獲場所は主に島の中央部から北側です。

住民の住む南側では発見されておらず、
けが人や農作物への被害報告はなく、
「村民には発見したら役場に連絡するよう 
防災無線などで周知している」としています。
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