高齢者向け病院付き添いサービス事業へ問い合わせが増加

認知機能の低下や家族が同行できない高齢者らの病院付き添いサービス事業を行っている沖縄市の「ケア・シェアリング・ポノ」に問い合わせが増加しています。大城五月代表は福祉施設のケアマネジャーとして一人で病院に行くことができずに病状が悪化し、介護が重度化する高齢者をみるなどした体験から、病院に付き添うサービスが必要だと感じ、おととしから介護保険外で事業を始めたものです。現在、「ケア・シェアリング・ポノ」には、専門職スタッフが10人おり、送迎時の介助、病院での受け付け、問診や医師への意見聞き取り、薬の受け取り、報告書の作成と関係者への報告などのサービスを提供しています。入居している施設から病院へ付き添いサービスを利用した(86)の女性は「一緒に居てくれなければ病院に行けない。家族も付き添いができないので助かる」と話し、女性が通う整形外科の医師は「付き添いがいてくれることで、患者との意思の疎通が円滑にでき助かっている」と述べました。大城代表は「県外に住む家族からの相談もある。うるま市や那覇市なども対応している。距離の問題もあるが、まずは問い合わせてほしい」と呼び掛けています。
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