かぬち棒の入魂式、行われる

方言ニュース2014年6月6日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

来月27日に開催される与那原大綱曳で使う
新しい「かぬち棒」の入魂式が、
このほど、町指定文化財の親川(ウェーガー)で、
大綱曳実行委員会の役員によって厳かに行われました。

綱引きの雌綱と雄綱をつなぐ要のかぬち棒が古くなって傷んでいたため、
熊本県などから栗と樫の木の新しいかぬち棒2本を取り寄せたもので、
入魂式では、実行委員会の根川委員長や
町企画観光課の上原課長らが参加し、
琉球王朝の御新下り(おあらおり)行事で
聞得大君(きこえおおきみ)が参拝した縁のある土地の親川で、
酒と米を供えて手を合わせました。

そして、根川実行委員長が
「雌綱と雄綱をつなぐ要のかぬち棒が
 およそ50年ぶりに新しくなる。
 県内三大大綱引きの一つといわれる与那原大綱曳の成功と、
 継承発展を祈願する」
とあいさつし、
行けにたまった泥を汲みだして、
保存のために埋められていた古いかぬち棒2本を取り出し、
新しいかぬち棒と入れ替えられました。

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