小ぶりの車エビに大きな反響

方言ニュース   
2020年6月8日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。
久米島町特産のクルマエビが
新型コロナウイルスの影響によって
競りの出荷価格が低下したことを受け、
久米島漁協は打開策として
小ぶりのクルマエビを「チビ車海老」として
格安の値段で出荷しています。

日本一の生産量を誇る久米島のクルマエビは、
うまみと甘みが強く、
全国的に人気が高いものの、
今年はコロナウイルスの影響で飲食店の
営業自粛が全国規模で相次ぎ、出荷量が激減、競りの価格も
去年と比べて半分にまで下がりました。 

想像以上の低価格で、
普段出荷する大きさに育てても、
餌代などの経費がかさみ、
赤字となってしまうことから、
まだ成長していない小さめの状態で
販売することを決め、
販売価格の下落でピンチを迎えている
実情をSNSで訴え「チビ車海老」として
販売しました。

久米島漁協の田村圭介さんは、
「意外にも反響が大きく、
連日300件ほどの注文がある」と驚き、
「お客さんからは小さくても甘みがあり、
食べやすいとの評価を受けている」と
太鼓判を押します。

その上で、
「購入しているお客さんは8割が県外なので、
沖縄の人にもぜひチビ車海老を
味わってほしい」と期待しました。
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