新型コロナで大量在庫の今帰仁スイカ、全国から問い合わせ

方言ニュース2020年5月13日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

今帰仁村名産のスイカが収穫のピークを迎えていますが、
新型コロナウイルスの影響で需要が減り、在庫が大量に発生しています。

今帰仁村仲尾次の「今帰仁すいか」では
例年の3倍の30トンが倉庫に眠り、
売買価格は低迷し、農家からは悲痛な声が上がっています。

新型コロナの影響でホテルや観光拠点施設が休業し、
外食やイベントの機会が減ったことが要因で、
卸先の沖縄協同青果やスーパー、市場などに頼み、
何とか置いてもらっている状況です。

企業に直接出向き、販売することもあります。

賞味期限はおよそ2週間で、倉庫や冷蔵庫に置ける時間も限られており、
農家からは「この先、収入がどうなるのか」と不安な声も上がります。

一方、こうした事態を受けて「もったいない。助けたい」
と県内外から注文が殺到しています。

「今帰仁スイカ」では、全国から問い合わせがあり、
電話がなかなかつながらない状況となりました。

スイカを扱う村のふるさと納税では、
10日と11日の両日で450件以上の申し込みがありました。

「今帰仁スイカ」の与那嶺組合長は
「一時は心配していたが、ここまで反響があってうれしい」と笑顔を見せ、
FAXかメールでの注文を呼び掛けました。
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