SNSで新型コロナデマ情報が拡散、事業者が被害

方言ニュース2020年4月15日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

県内で新型コロナウイルスの感染者が増える中、
実際の商業施設名などを一覧表にして感染者が出たとするデマ情報が、
この1週間でSNSを中心に拡散し、名指しされた店舗からは
「売り上げが減った」「迷惑している」と悲鳴が上がっています。

人々の不安心理を背景に広がったデマが実害につながった格好で、
外出自粛で消費が冷え込む中、事業者にとっては
追い打ちをかけられた形となりました。

このうち、JAおきなわファーマーズマーケットいとまんは
那覇市松尾の第一牧志公設市場で感染が確認され、
一時閉鎖が発表された4日ごろから問い合わせが相次いだということで、
関係者は「関連づけられたのでは」と推測し、
ホームページで「完全なデマ」と否定しています。

一方、「一覧表」などの情報には実際に感染者が確認された企業や
商業施設の情報も一部含まれており、
デマ情報に事実も織り交ぜられたことで、
真実味が増して拡散したとみられます。

しかし、感染者が確認された施設でも
保健所の指導で消毒するなど感染対策が講じられて営業を再開しており、
感染予防のためにも正しい情報に基づき、正しく恐れることが求められています。
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