賞金の一部を首里城復興へ寄付、中城村の吉長さん親子

方言ニュース2020年3月31日(火)
琉球新報の記事から紹介します。

読谷村の体験王国むら咲きむらで開催された
「ランタンオブジェコンテスト」で、
首里城をつくり金賞に選ばれた中城村の吉長千博さん親子がこのほど、
5万円の賞金のうち3万円を首里城復興への支援金として琉球新報社へ託しました。

吉長さんは「当たり前にあると思っていた首里城が焼失して初めて、
ウチナーンチュにとっての宝だったことに気付かされた。
県民の力で再建できるよう今後も支援していく」と述べました。

吉長さんは9歳と4歳の息子とおよそ1週間かけて作品を作り上げました。

制作した首里城は針金や布、琉球松などごく身近にある材料を
使うことにこだわったということで、
「首里城の再建も寄付金を基に、時間がかかっても沖縄にある材料、
沖縄に住んでいる人、沖縄の技術で造ることが大事」だと話し、
「そうすることにより、県民がより愛着を持ち、大事にできるはずだ」と信じています。

首里城に行ったことがなく、写真を見ながら作品をつくった9歳の息子は
「復元されたら必ず見に行く」と話し、一日も早い再建を願いました。
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