SOSネットワークを活用し徘徊早期発見へ

2014年6月3日(火)放送分

担当は伊狩典子さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

認知症で徘徊するなどして
行方不明になる人が
全国で多く確認され、
各地で対応策が練られる中、
県内では久米島町が島を挙げて
行方不明者の早期発見につながる
「SOSネットワーク」を
県内で初めて構築しています。

警察や医療機関、福祉関係事業など
およそ30団体が加入し、
認知症で徘徊する恐れがあるとして、
家族の同意を得て事前に登録した
高齢者が行方不明になると、
関係団体で情報を共有して
早期発見につなげる仕組みです。

久米島町は認知症を患い、
1人暮らしが困難となる
高齢者の割合が県内市町村の
平均と比べて高い傾向にあり、
過去には認知症の高齢者が徘徊し、
畑で発見されたり、死亡した状態で
見つかったりしたということです。
ネットワークを活用して
行方不明者を保護した事例は
まだありませんが、今年3月末時点で
13人が登録しており、
登録した高齢者が行方不明になると、
加入団体で名前や顔写真、
服装などの情報が共有され、
早期発見につなげます。

町役場の保健師は
「1人でも多くの高齢者が
 島で最後まで暮らせるように
 施策を進めたい」
と意気込みを見せていました。

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