新型コロナ、県内のイベント会社や劇場などに打撃

方言ニュース2020年3月25日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的に、
政府が最初にイベントや公演の自粛を要請した
先月26日から今月15日までの影響について、
琉球新報はイベント関連会社や
県内の劇場などを対象にアンケートを実施しました。

それによりますと、対象期間の損失額は、
イベント関連会社5社が合わせておよそ1412万円、
劇場13カ所が合わせておよそ594万円、
ライブハウス4カ所が合わせておよそ332万円でした。

また、中止になったイベント件数はイベント関連会社が68件、
劇場が81件、ライブハウスが20件でした。

劇場とライブハウスは損失の割合が最大なものとして、
外部の団体や個人に劇場を貸した際に発生する
貸劇場料の損失を挙げる回答が多く見られました。

回答金額に音響や照明の使用料を含んでいない劇場もあり、
実際の損失はさらに膨らむと思われます。

「チケットの売り上げだけでおよそ600万円の損失がある」と答えた
県内のイベント運営会社の担当者は「3月は全公演が中止。4月もほぼない状態だ」
と先を見通せない現状に肩を落とし、
「仕事がない人には自宅待機をしてもらっている。
5月以降も同じ状況が続けば、会社の存続も厳しくなる」と嘆息しました。

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