県立伊良部高校で「先輩に学ぶ進路講話」が開かれる

方言ニュース3月13日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

県立伊良部高校でこのほど、2年生と3年生に向けた
「先輩に学ぶ進路講話」が開かれました。

講話は鈴木潤三教諭が10年前に
金城さんの担任を務めていたことが縁で実現したもので、
豊見城市で若者と地域とのつながりをつくり自立を支援する
NPO法人「あきづ」の金城隆也理事長が講師を務め、
「誰もが、助けられて生きていく」と題して行われました。

この中で、金城さんは家族や友人、学校での数々のエピソードを交えながら、
複雑な家庭環境で育ったことや高校を中退した経緯、
その後に入学した豊見城南高校での先生との出会いなどを語りました。

また、時には非行に走りながらも青年会や近所の大人たちに見守られ、
助けられてきた経験を語りました。

金城さん自身が地域の人に助けられてきた経験があるからこそ、
地域や家庭、学校から孤立しがちな若者を支援する
「あきづ」の活動につながっており、
金城さんは「誰かに『助けられる』ということは恥ずかしいことじゃない。
その経験は次に自分が誰かを助けることにつながる」と話し、
「誰もが助けられることで生きている。だからこそ助け合いのバトンをどんどん次につないでいける」と生徒たちに語りかけました。

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