豚熱拡大防止へ、ワクチン接種開始

方言ニュース2020年3月11日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

うるま市と沖縄市の養豚場で発生が続いた豚熱の拡大防止のため、
県農林水産部は6日、沖縄本島全域の豚へのワクチン接種を開始しました。

初日は獣医師9人を動員し、国頭村の養豚農家が飼育する
およそ8千頭の豚に接種しました。

県は本島全域の230戸を対象に、
合わせて23万8508頭にワクチンを接種します。

接種期間は2カ月で、5月上旬の終了を見込んでいます。

感染のリスクが少ない離島では実施しません。

1月8日にうるま市の養豚場で県内では34年ぶりとなる豚熱の感染が確認されて以降、
これまでに6例9養豚場で合わせて1万1941頭が殺処分となりましたが、
玉城デニー知事は広域的な拡大を防ぐため、ワクチン接種の実施を決めました。

接種は豚熱の発生農場から離れた北部と南部から接種を進めていき、
中部地域は検査などでウイルスの防除を確認した後に接種します。

接種は月曜日から金曜日に行い、状況次第では休日も実施します。

ワクチン接種にかかる費用は1頭当たり160円で、
初回接種にかかるおよそ3816万円は公費で負担し、
2回目以降は農家の負担になります。

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