東京五輪に向けた文化プログラムに沖縄芸能フェスティバル

方言ニュース2020年2月12日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

東京オリンピック・パラリンピックの公式行事として、
オリンピック組織委員会が共催する文化プログラムの1つに
「沖縄芸能フェスティバル」が正式発表されたことに、
関係者は喜びの声を上げました。

プログラムでの沖縄芸能採用を巡っては、
東京沖縄県人会がつくる実行委員会は2015年から構想を温め、
稲嶺恵一元知事を名誉顧問に、
琉球新報が事務局を務める実行委員会がおととしに立ち上がり、
開会式や閉会式での伝統芸能採用を菅官房長官ら政府関係者に働き掛けてきました。

県人会の仲松健雄会長は
「構想から4年、企画と準備に2年を掛けた沖縄芸能フェスが
オリンピック文化催事に採択されたことは大きな喜びだ。
日本を代表する文化として 世界に発信する価値があると評価された。
現代版組踊を国内外に発信し、沖縄芸能の素晴らしさをアピールしたい」
と喜びを表しました。

フェスティバルは東京都豊島区立芸術文化劇場で、
5月10日に昼夜2回公演され、人間国宝の宮城能鳳さん、
西江喜春さんをはじめ各琉舞団体による伝統芸能のほか、
歌手の喜納昌吉さん、元THE BOOMの宮沢和史さん、
よなは徹さんらによる沖縄ポップス、
平田大一さん演出の現代版組踊も披露されます。

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