2020年2月4日(火)
琉球新報の紙面からお伝えします。
浦添署で「武道始め式が」先日行われ
稽古開始を前に浦添署の新成人が、
気持ちを新たに20歳の誓いを立てました。
浦添署地域課の結城優希巡査は
西原町の小那覇交番員として勤務する新成人で
成人を祝した「40本投げ込み稽古」に取り組んでいました。
うるま市出身の結城巡査は
中学時代からモトクロスバイクに熱中し
白バイ隊員に憧れたのが警察官になったきっかけと話し
「まだまだ社会勉強中。
若さを生かして何事にも挑戦したい」と目を輝かせています。
成人として挑んだ投げ込み稽古では
ひと回り以上体格に勝る男性警官が相手でしたが
次々と背負い投げを決め、
畳に汗を滴らせながら一心不乱に先輩たちの胸を借り
大人としての一歩を踏み出していました。
道場の隅で稽古を見守った母の英恵さんは
「なりたかった警察官になり生き生きして毎日楽しそう。
相手の気持ちを感じ取れる優しい警察官になってほしい」と
娘の成長に目を潤ませていました。
結城巡査は
「品のあるお母さんのような女性になりたい。
時に厳しく、地域の皆さんに近くに感じてもらえるような
地域密着の警察官になりたい」と抱負を述べ、
一方で
「生まれ変わっても警察官になるかと言われれば
はいとは言わないかも」とジョークで笑いを誘っていました。