暖冬で野菜の売り上げ低迷

方言ニュース  
2020年1月27日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

記録的な暖冬で、
野菜の供給量が増えて価格が下落する一方で、
「冬の定番」である鍋に使う野菜の売り上げは
低迷しており、
青果市場の仕入れ担当者からは
「泣きたいくらいだ」と悲鳴が上がっています。

寒さ知らずの今シーズンは、冬物家電にも
「ほとんど動きがない」ということで、
各方面に暖冬の影響が出始めています。

沖縄協同青果によりますと、
暖冬の影響で全国的に野菜の生育が良く、
出荷量が増えている一方で、
価格は下落しています。

スーパーの生鮮食品部門担当者によりますと、
今年1月の野菜の売り上げは去年に比べて
2割から3割の減となっており、
特に鍋に関連する野菜の
売れ行きの不調が目立つということです。

担当者は「トマトやブロッコリーなど
サラダ野菜については売り上げが堅調だが、
鍋の具材として使われるホウレンソウや
きのこ類の売れ行きが特に厳しい」
と指摘します。

一方、家電の売れ行きにも暖冬の影響が見え、
大手家電量販店の仕入れ担当者は
「去年もそうだったが、
例年のような売り場計画が
立てにくくなっている。
この傾向が続くようだと、
暖冬を前提にした
計画の立案も必要になってきそうだ」
と話しています。
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