五月九月 2019年度文化庁芸術祭大賞受賞

2019年12月31日(火)

琉球新報の紙面からお伝えします。

琉球芸能大使館主催の舞台
「五月九月(ぐんぐぁちくんぐぁち)」が
2019年度文化庁芸術祭の大衆芸能部門で
大賞を受賞しました。

「五月九月」は関東参加公演の部に参加し
関西参加公演の部も含む
大衆芸能部門53公演の中から
唯一大賞に選ばれていて
県内の団体で大衆芸能部門が
大賞に選ばれたのは初となります。

また、音楽部門関東参加公演の部では
「照喜名朝國独奏会」が優秀賞に選ばれており 
琉球古典音楽の優秀賞受賞は
1979年(当時は古典音楽部門)に
朝國さんの父で師匠である
人間国宝の照喜名朝一さん以来2人目となります。

「五月九月」は、喜劇にのせて
琉球舞踊や組踊の抜粋、先島の芸能など
多彩な芸能が楽しめる作品で
県内では2013年から上演され
東京では今年初めて公演しました。

授賞理由では
「レベルの高い琉球の伝統芸能を
堪能できる構成も秀逸。
海上交易を通じて育まれてきた
沖縄独自の文化の豊かさを
改めて感じさせた意義も大きい」
などと評価されました。

「照喜名朝國独奏会」は
「十七八節」など独唱曲を中心に
組踊、毛遊び、琉球舞踊を組み入れた公演で
授賞理由では
「企画性に富んだ構成で、
沖縄の芸能と魅力を十分に伝える内容だった」
などと評されました。

表彰式は来年2月13日に東京都内で行われます。

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