北大東島で人生が180度変わる

「北大東島で人生が180度変わる」

方言ニュース12月27日(金)放送分。
今日の担当は林京子さんです。
方言ニュース 琉球新報の記事からお伝えします。

北海道函館市出身で糸満市に住む葉名尻享さん(36)歳は、北大東島で人生が180度変わりました。教員の道に進むべきか迷っていた時、臨時教諭として赴任した北大東島で海と出合い、漁師になったことによるもので、セーイカとマグロを求めて漁に励みます。葉名尻さんは、体育教諭を目指して琉球大学に進学し、大学院卒業後、 24歳で北大東小学校に臨時教諭として1年間赴任しました。教育学部で学んだものの進路に迷っていた時、 北大東の知人に誘われ、タコを捕りに海へ行きました。祖父が漁師のため幼少から海が好きで、最初は潜って鼻血を出すこともありましたが、休日は海で過ごし、30メートルほどの深さまで潜れるようになりました。任期を終え、沖縄本島に帰った後もスッキリせず、「人生一度きり。好きなことをやろう」と26歳で北大東島に戻り、2年間、民宿で働きながら島の人たちの指導の下、潜ってエビやタコを捕りました。結婚を機に沖縄本島に帰り、セーイカの船に乗り、独立して3年で14トンの漁船「海香丸」とボートを購入しました。葉名尻さんは「島ではいつも歓迎してもらっている。何かあった時には手伝い、島に恩返ししたい」と日焼けした顔で力強く語りました。

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