泡盛の仕次ぎ経験者、およそ1割

方言ニュース2019年12月18日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

泡盛を継ぎ足しながら古酒に育てる貯蔵手法「仕次ぎ」について、
沖縄国税事務所はこのほど、
泡盛ファンら3千人を対象に実施した実態調査の結果を発表しました。

それによりますと、仕次ぎについて
「知らない」と答えた人が46・2%と半数近くを占め、
「意味が分かる」は38・2%、
「言葉は知っているが意味が分からない」は15・6%でした。

また、仕次ぎを「現在している」と回答した人は6・5%の192人、
「過去にしていた」と答えた人も3・8%の112人おり、
仕次ぎ経験者が1割を超えました。

泡盛の愛好家が多く、数字としてもやや高めの結果が出ていると考えられます。

31・3%が「自宅にかめがある」と答え、30個所有している人もいました。

一方、「かめを持っているが仕次ぎをしていない」と答えた人のうち
「方法が分からない」が33・7%、「手間がかかる」が23・1%でした。

沖縄国税事務所間税課の相澤常滋主任鑑定官は
「仕次ぎは一定程度根付いているが、今後も地域の文化として継承していくには、
さらに仕次ぎする人を増やしていく必要がある。
幅広く普及して知名度を得られれば、泡盛の大きな魅力になる」と話しました。

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