与那国・トゥグル浜遺跡の移動展開催

2019年12月17日(火)

琉球新報の紙面からお伝えします。

DiDi与那国交流館で、県立埋蔵文化財センターの
「移動展 与那国島の遺跡展トゥグル浜遺跡」が開催され
見学した児童は、遺跡からの出土品に驚き
職員の遺跡の説明に耳を傾け
「もっといろいろな物も見たい」と
声を上げ、学びを深めていました。

トゥグル浜遺跡は祖納地区の西方
トゥグル浜と呼ばれる小さな砂浜に面した場所で
与那国空港の拡張工事計画に伴い確認され、
1983年度に緊急発掘調査が実施されました。

今回は、与那国で初の石器時代の遺跡である
トゥグル浜遺跡から出土した石製ドリルや
シャコガイ製貝斧(かいふ)
有孔サメ歯製品などを展示しました。

遺物の公開は、郷土の歴史や文化に
親しみを感じてもらうと同時に
与那国島に限らず、
八重山地域の文化財の保存活用や
歴史研究の機運の高まりを目指しています。

授業の一環で見学した久部良小学校の
小島陽太さん(5年生)は
「ただの石かと思っていたら、
サメの歯とか動物の骨とかがあって少し驚いた」と話し
川田大智さん(4年生)は、
「見たこともないものがあったのでびっくりした」
と話していました。

再生