奄美群島にも首里城再建支援の輪が広がる

方言ニュース   
2019年12月9日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

1609年の薩摩侵攻まで琉球王国を共に
形成していた奄美群島の沖永良部島で、
10月31日に焼失した首里城再建に向けた
募金活動が始まり、
奄美群島にも支援の輪が広がっています。

おきのえらぶ島観光協会は
火災が起きた翌日から、
インターンとして働いてる
立命館大学2年の森田颯(はやて)さんの発案で、
募金を始めました。

森田さんは
「島の人も沖縄の人と同じショックを受けた。
いとこが来年から首里の県立芸術大学に通う予定で、
楽しみにしていた。
自分は島で育ち、鹿児島の高校に通ったが、
沖縄の人とは友達になるのも早く、
琉球文化圏であることを感じた。
再建のために支援していきたい」
と力強く語りました。

また、和泊町役場の職員でつくる
和泊町役場職員組合は
首里城再建の募金箱を
役場入り口に設置しました。

地元のケーブルテレビ局に支援を呼び掛ける
テレビCMを流しており、
上別府(びゅう)立(たつる)書記は
「母は旧石川市出身で
首里城が焼けて泣いていた。
首里城は島の子どもたちも
修学旅行で訪れる場所。
いち早く首里城が復興してほしい」
と望みました。

和泊町は琉球文化圏のつながりを生かした
交流促進に向けた取り組みをしており、
今帰仁村との友好都市盟約締結を進めています。
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