糸満ハーレー歌大会で自慢の歌声披露

方言ニュース2014年5月31日放送分

担当は糸数昌和さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

今年8回目となる糸満ハーレー歌大会が
このほど、糸満市農村環境改善センターで開かれ、
昔ながらの歌い方を尊重する伝統歌唱部門と、
アレンジを加えた創作部門に合わせて14組が出場し、
自慢の歌声を披露しました。

糸満ハーレー歌は、
海人の町、糸満の伝統歌謡で、
航海安全や豊漁、子孫繁栄の願いが込められており、
大会には、市内の保育園や幼稚園児も出場して、
呪文のような歌詞を見事に歌い上げました。
さらに、大人たちは仮装やコント仕立てで歌い、会場を沸かせました。

このうち、創作部門に出場し、
最優秀賞に輝いた西崎小学校音楽部は、
出場27人がそろいの法被姿で登場し、
「ヘンサーヘンサーヨー」と声を重ね、
美しいハーモニーで観客を魅了しました。

生徒らは
「緊張したけど、みんなの前で歌えて楽しかった。
 先生や友達と力を合わせて歌うことができた」
と笑顔を見せ、毎年、大会を見に来ているという市内の60歳の女性は、
「歌詞の意味を理解している人の歌声は深みがあり、素晴らしかった。
 若者もしまくとぅばをもっと勉強して、
 伝統の歌を引き継いで」
と話していました。

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