中城ハンタ道が「歴史の道百選」に

方言ニュース  
2019年11月4日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

文化庁はこのほど、歴史的・文化的な由緒を持つ
古道などの保存活用を呼び掛ける
「歴史の道百選」に、沖縄本島中部東側の地域を
結ぶ幹線道の一つ、中城村の
「中城ハンタ道」など
36件を新たに選んだと発表しました。

県内から選ばれたのは23年ぶり2例目です。

選定されたのは村の北側の
世界遺産中城城跡から南側の南上原にある
糸蒲公園までの全長およそ6・2キロの道のりで、
ハンタは崖を意味し、
沖縄本島東側の崖沿いを通っています。

開けた地点は与勝半島から知念半島に至る
中城湾を一望でき、上り降りや狭い道、
山道の区間もあり、
踏破におよそ2時間から4時間を要するということです。

中城村の浜田京介村長は「うれしい。
中城を村内外に発信できるチャンスだ」
と喜び、
村観光協会は道の観光ルート化を検討し、
観光客誘致に期待を寄せています。
「中城ハンタ道」は首里城と中城城を結ぶ
公道=宿道として14世紀後半までに
整備されました。

1671年に宜野湾間切が新設され、
中城方東海道が整備されたことで
宿道の役割を終え、
その後は生活道として利用されました。
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