野村流初代会長、伊佐川世端氏の胸像除幕

方言ニュース2019年10月30日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

ことし創立95周年を迎える野村流音楽協会の創設者で、
初代会長の伊差川世瑞氏の胸像移設が完了し、
胸像の除幕式と祝賀交流会がこのほど、名護市伊差川公民館講演で開かれ、
県内の芸能団体と移設に関わった関係者らが集い、
琉球古典音楽発展の礎を築いた伊差川氏の功績に思いをはせました。

伊差川氏の胸像は、直弟子たちが1970年に
旧伊差川公民館前に建立しました。

野村流音楽協会が8月から老朽化していた胸像の移設作業に取りかかり、
修復後、新伊差川公民館の公園に設置しました。

除幕式では、胸像への入魂式の後「ぢやんな節」が歌われ、
式辞後の斉唱「かぎやで風」では、伊差川氏の教えを継ぎ、
歌の道が幾代までも栄えることを願った歌詞を用いました。

熊本から式に参加した伊差川氏の孫の伊差川初恵さんは
「もっと祖父のことを知りたいと感じた。
こんなによくしていただき、ありがたい」と目頭を押さえました。

協会の長浜眞勇会長は
「琉球古典音楽の流派会派の代表が集まり、輝かしい未来を予感する光景だ。
音楽に関わる全ての人がここに集い、未来の音楽ビジョンを語り合えれば、
それに勝る幸せはない」と力を込めました。

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