「へいわってすてきだな」書籍化される

5月29日 放送分
今日の担当は
伊狩典子さんです。

「へいわってすてきだな」
書籍化される

琉球新報の記事から
紹介します。

昨年の沖縄全戦没者追悼式で朗読された平和の詩
「へいわってすてきだね」が
来年23日の慰霊の日に
東京の出版社【ブロンズ新社】から絵本として出版されます。

当時、与那国町立
久部良(くぶら)小学校1年生で、
先月転校し、
現在は沖縄市立美東小学校に通う安里有生(ゆうき)君が
朗読したもので、
全国ニュースで安里君の詩を
聞き、言葉の力に驚いた
若月眞知子編集長が書籍化を考え、独特のタッチと
ユーモアあふれる作品で
人気を集める
絵本作家の長谷川義史さん
(53歳)
に絵を依頼しました。

去年9月に与那国島を訪れた
長谷川さんは安里君の詩を
読み、
『今描かなきゃと思った。
戦争のできる国に
一部の人がしようとしている。
 大人として、絵描きとして、
逃げることはできない。
 1ページ、1ページ挑み、
闘うような気持ちで描いた。』
と振り返りました。

絵本は32ページ、予定価格は1400円で売り上げは
県平和祈念資料館を通じ、
県内全小学校に寄贈されます。

安里君は
「早く完成してほしいな」
と話しており、
「ずっとへいわがつづくように
ぼくも、ぼくのできることから
がんばるよ」と
安里君が素朴な言葉で紡いだ平和への思いが
絵本となって発信されます。

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