沖縄の平和な未来を語り合おう! 美里中・演劇「うむい」

2019年10月22日(火)

琉球新報の記事から紹介します。

第19回全国中学校総合文化祭に出場した
沖縄市立美里中学校の生徒がこのほど、
沖縄市民会館大ホールで開かれた校内音楽発表会で、
沖縄戦や名護市辺野古の埋め立て問題などを提起する
演劇「うむい」を在校生と保護者らに披露しました。

劇は、現代の沖縄で辺野古の海に生息するサンゴが
少年と出会う場面から始まり、
戦前や戦時の沖縄をタイムトリップしながら、
沖縄の抱える問題に向き合っていく物語で、
3年生の有志11人が出演や照明を担い、
コミカルな演技やダンスを織り交ぜながら、
戦前から現代までの沖縄の人々の暮らしを描きました。

サンゴ役を熱演した女子生徒は
「サンゴも人間も物言わぬ少年少女になってはいけない。
未来を語り合うことから逃げないで」と訴え、
リーダーの男子生徒は
「平和ぼけしている同世代に
戦争を忘れてはいけないこと、
今の問題を語り合うことを伝えられた」と語りました。

また、演劇を鑑賞した女子生徒は
「友人や家族とのつながりを大切にしようと思った。
同級生が舞台に立っている姿が誇らしい」と話しました。

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