ツマジロクサヨトウ、被害7市町村へ広がる

方言ニュース  2019年10月16日(水)
琉球新報の記事から紹介します。

トウモロコシやサトウキビなどに被害を与える
外来のガの害虫「ツマジロクサヨトウ」の幼虫が、
西原町と中城村のスイートコーン畑で見つかりました。

被害確認は県内で7市町村となり、広がりを見せています。

5日に西原町で発見され、
県病害虫防除技術センターで近隣の市町村の畑を巡回したところ、
8日に中城村のスイートコーン畑でも発見されました。

食用スイートコーン畑で被害が確認されたのは初めてです。

ツマジロクサヨトウは7月に恩納村の飼料用トウモロコシ畑で、
県内で初めて確認されました。

その後、多良間村、八重瀬町、宮古島市でも確認され、
8月には石垣市のサトウキビ畑でも被害が確認されました。

ツマジロクサヨトウはもともと北南米に生息しており、
去年にインドで確認されて以来、急速にアジアに広がっています。

日本では今年7月に初めて発見され、
中国や台湾でも同じ時期に発見されました。

情報が不足しており、日本で冬を越すかは不明だということですが、
県病害虫防除技術センター予察防除班の河村太研究主幹は
「世界的な温暖化が影響している可能性もある」と指摘しています。

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