沖縄電力が総合防災訓練を実施

方言ニュース  
2109年9月30日(月)放送分

担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

沖縄電力はこのほど、地震と津波の被害を
想定した総合防災訓練を実施し、
広い地域で震度5強を観測し、
津波によって全ての発電所が停止したことに
より本島全域が停電した状況からの
電力復旧を確認しました。

訓練は沖縄本島南東沖でマグニチュード
8・2の地震が発生した想定で行われました。

浦添市牧港の本店は底海抜地帯に位置するため、
午前9時すぎに大津波警報が発表されると
多くの社員が海抜12メートル以上の
坂の上や建物の上層階に避難しました。

また、非常災害対策本部には各発電所や
支店などから被災状況が逐一報告されました。

一方構内の鉄塔では、地震に伴い発生した
火災で 鉄塔の一部と送電線が
破損した状況を想定し、
作業員が損傷した部分を手作業で外して地上に降ろし、
修復して再設置する訓練を行いました。

千葉県を中心に被害を出した台風15号では
最大で64万戸が停電するなど、
災害時の電力復旧に関心が高まっており、
砂川防災室長は
「訓練を通じて各部署の連携を高め、
改善を続けていきたい。
近年は台風が近海で発生し
従来よりさらに迅速な判断が
必要とされるケースも多く、
事前準備をよりしっかりしたい」
と話しました。
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