慰霊塔の実態調査結果まとまる

2019年8月15日(木)
担当 上地和夫先生

琉球新報の記事から紹介します。

県保護・援護課がこのほど発表した県内の慰霊塔の管理状況などに関する実態調査結果よりますと
慰霊塔の総数は442基で、2012年の前回調査から2基増えました。
増加した2基は前回調査以前に建立されていましたが、未報告でした。
また、自治会や同窓会などの「民間・その他」が管理する慰霊塔237基のうち、
管理者が「管理上の課題・懸念がある」と回答した慰霊塔は104基ありました。
管理者不明の62基と合わせると、管理上の課題があるものは166基で、
前回調査の61基から100基以上増えました。
県は「関係者の高齢化に伴い十分に管理できなくなっていることが改めて分かった」としています。
一方、「地方自治体等」が管理する慰霊塔は143基で、
管理者不明の慰霊塔は前回調査から24基増加しました。
県は、民間管理の慰霊塔については、後継者確保の成功事例の情報を共有するなどの対応を検討し、
管理者不明の慰霊塔については、管理者や土地所有者の調査や周辺住民らへの意向確認などの対応を検討します。
その結果、慰霊塔の移設や集約などの要望があれば、国の責任で実施するよう要請する考えです。

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