自身のルーツを訪ねて 県系4世・エミリーさん親戚と対面

2019年7月30日(火)

担当は宮城葉子さんです。

琉球新報の紙面からお伝えします。

自身のルーツをたどるため
ニューカレドニアから来沖した
県系4世のエミリー・トセイ・ミヤザトさん17歳が
宜野湾市普天間に住む親戚の
上間美代子さん78歳、真境名貞子さん72歳
と対面しました。

「やっと会えたね」、「こんなすてきな日はない」と
歓迎の言葉を掛けられたエミリーさんは涙を浮かべ、
異国の地に住む家族との対面を喜んでいました。

エミリーさんは、
1910年に移民としてニューカレドニアに渡った
旧兼城村出身の宮里長盛さんを曽祖父に持っていますが
それ以外は沖縄のルーツに関する情報が
ほとんどありませんでした。

来沖を機に
琉球新報などで情報を呼び掛けたところ
上間さんと真境名さんが名乗り出ました。
上間さんと真境名さんは
「沖縄の家庭料理を食べさせてあげたい」と
ソーメンチャンプルーやヒラヤーチーを振る舞い、
また宮里家の家系図や
エミリーさんの祖父らが来沖した際の写真を見せながら
親族の思い出話を披露しました。

初めて訪れた沖縄に対しエミリーさんは
「不思議と懐かしさがこみ上げてきた」と
温かなもてなしに感動し
「改めて沖縄のルーツを大切にしたいと思った」
と話していました。

エミリーさんは来月7日まで滞在する予定です。

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