国頭の海岸でアオウミガメの産卵確認

2019年7月24日(水)放送分
担当は上地和夫さんです。

琉球新報の記事から紹介します。

国頭村謝敷海岸でこのほど、
日本ウミガメ協議会会員の嘉陽宗幸が
希少種のアオウミガメの産卵を確認しました。

嘉陽さんはこの日午前6時ごろ、
アオウミガメの産卵調査中に
砂浜の草むらでウミガメを見つけたもので、
「通常は夜間に産卵が見られるが、
砂の掘り起こし作業などに時間を要すなど、
何らかの原因で遅れて朝方の産卵になった」ということです。

この日は午前6時47分ごろ、
産卵を終えたウミガメが海に向かって動き出し、
見学に来ていた人も手伝ってウミガメのサイズを計測しました。

生態研究のための金属のタグを前足につけて、
全員で海に誘導しました。

計測の結果、甲長が98センチ、
甲幅は75センチでした。

その後、卵が安全な深さにあることを手掘りで確認し、
カメの産卵場所である目印を付けて保護対策をしました。

謝敷海岸では、今年に入りアオウミガメ9カ所、
アカウミガメ10カ所の産卵場所が確認されていますが、
嘉陽さんは「行楽客や海浜利用者は
海浜へ出入りする際には注意して、
無事に卵からふ化するよう大事に見守ってほしい」と話しました。
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