2019年5月21日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の紙面からお伝えします。
3月16日に東京で開催された本場ハワイの国民的なフラ大会
「クィーンリリウオカラニ ケイキフラ コンペティション」の
日本予選大会・男子ソロ部門で、
宜野座村の石井海音介(かいのすけ)さん11歳が優勝しました。
「マスターケイキフラJAPAN2019」の称号を手にし
本大会出場も決めており、
日本予選優勝と本大会出場は県内では初めての快挙です。
海音介さんは、
「とてもうれしい。かなり緊張したが、間違えずに踊れてよかった」
と笑顔で話していました。
ケイキはハワイ語でこどもを意味しており、
リリウオカラニはハワイ王国最後の国王で唯一の女王の名前で
女王は「アロハ・オエ」の作詞・作曲者としても知られています。
海音介さんは3歳から、
母親の優衣さん38歳の指導の下でフラを始め
ステップや指の使い方、二人三脚で練習を積んできた
7年が栄冠をもたらしました。
「大会前の1ヵ月はステップばかりだった。きつかった」
と笑う海音介さんに優衣さんは
「基礎ができていないと意味がない」
と師匠の厳しさをのぞかせていました。
大会では在来のハワイアンソングではなく
優衣さんが沖縄への思いを込めて
作詞・作曲したオリジナルソングを踊り
衣装も県産にこだわり、シャツはフクギ染めで
ズボンは琉球藍染め、
レイはやんばるで採ったシダなどでつくったということです。