2019年4月9日(火)
担当は宮城葉子さんです。
琉球新報の記事から紹介します。
千グラム未満の超低出生体重児として生まれた
双子の高島幸大(こうた)君と勇大(ゆうた)君が
この春、就学猶予制度を利用し、
1年遅れで那覇市立小禄南小学校に入学しました。
大手術も経験した兄弟はこのほど、
家族で琉球大学付属病院を訪れ、
2人を見守ってきたスタッフと再会し、
元気いっぱいに入学を報告しました。
病院の小児科医、呉屋英樹さんが現れると、
2人は抱きつき、呉屋さんが背中のぴかぴかのランドセルを
「かっこいい」と言うと、2人は得意げな顔を見せました。
2人は2012年1月12日、
幸大君が614グラム、
勇大君が596グラムで生まれました。
すぐに人工呼吸器が着けられ、母の菜都希さんは、
「72時間出血しなかったら、生命の危機は乗り越えられる」
との医師の声を祈るような気持ちで聞きました。
危機を乗り越えたものの、その後も手術を重ね、
「99パーセントの可能性で全盲になる」
とも言われましたが、菜都希さんは
息子の生命力を信じたということです。
同年生に比べると、発達はゆっくりで、
「劣等感を抱かせたくない」と、
小学校入学を遅らせる就学猶予を申請したということで、
命の危機を何度も乗り越えた双子は
「お勉強、頑張る」と声を弾ませています。